負けを最小限に食い止める、あるいは敗北を回収するためのものもあれば、リスクを恐れずにより大きな利益を狙っていくもの等、ベット術には様々なタイプがあります。
特にパーレイ法はその傾向が強く、何よりも積極的に利益を狙っていくベット術です。
パーレイ法の場合、まさにハイリスクハイリターンな手法となっていますので、積極的に利益を狙っていきたいプレイヤーにとってはパーレイ法は覚える価値のあるベット術です。
パーレイ法の手順は難しくはない
パーレイ法は「逆マーチンゲール法」とも呼ばれているように、手順そのものはマーチンゲール法と同じです。
但し、ベットする際の法則が逆になっています。
マーチンゲール法の場合、負け続ける限りベット額を倍に加算していくことで、一度の勝利でそれまでの敗北を補える素晴らしいベット術です。
イーブンベットにおける王道とも言うべきベット術はもちろんですが、他の様々なベット術へと応用されていますので、マーチンゲール法を覚えることで、様々なベット術の基本をマスターすると言っても過言ではありません。
パーレイ法もまた、ワンプレイの後に倍ベットしていくのですが、マーチンゲール法とは逆に「勝利したらベット額を増やす」ものです。
勝利したら次のベット額を倍にしていくことで、勝利した際により大きな利益を得ることが可能です。
「負けのカバー」ではなく「大きな勝利」を目指したものになりますので、ハイローラーにとってはパーレイ法は相性の良いベット術です。
パーレイ法の基本的な考え方
パーレイ法は勝利の際によりベットして大きな利益を狙うためのものです。
そのため、マーチンゲール法とは少々異なる点があります。
それは終わらせ方です。
マーチンゲール法は、勝利することでそれまでの敗北をカバーできます。
マーチンゲール法だけではなく、マーチンゲール法を基礎としているベット術の多くが、負け続けたとしても一度の勝利によってそれまでの敗北分を回収し、かつプラスアルファの利益をもたらしてくれるものです。
一方のパーレイ法の場合、勝利すればするほどベット額を高めていきます。
つまり、勝利=終わりではありませんので、終わるタイミングは自ら考えることになります。
マーチンゲール法であれば終わるタイミングを自分で考える必要はありません。
勝利がいわば「ワンセット」になりますが、パーレイ法は引き際は自分で考えることになります。
それまで大きな勝利を掴んでいたものの、一度の敗北でそれまでの勝利を不意にしてしまうこともあるでしょう。
パーレイ法は手法そのものはもちろんですが、引き際もしっかりと考える必要があるベット術です。
パーレイ法のメリット
パーレイ法のメリットは「より大きな利益を狙える」点にあります。
敗北のことなど考えず、とにかく大きな利益を狙うための手法になります。
ベット術の多くが、より大きな利益を狙いにいくよりも敗北のカバーに重きを置いていることを考えると、それらはいわば「守備的なベット術」です。
しかしながら、パーレイ法はまさに「攻撃的ベット術」になりますので、ハイローラーほど覚えておいた方が良いベット術です。
パーレイ法の注意点
パーレイ法の注意点としてはやはり引き際です。
どれだけ利益を得たとしても、一度の敗北でそれまでの勝利を不意にしてしまう可能性もあります。
どこで辞めるのかは、パーレイ法の手法に基づくものではなく自分の意思になりますので、ある程度の利益が出た所で「利確」しておく必要があります。
また、パーレイ法は大きな勝利を目指すものではありますが、勝利が保証されているものではありません。
そのため、なかなか勝利を掴めないというケースもあれば、勝利してから敗北続きで…となってしまうケースも十分に考えられることでしょう。
これらのことを踏まえた上での活用が求められます。
パーレイ法が向いているプレイヤーは?
パーレイ法はまさにハイローラーにぴったりの手法です。
なるべくリスクを負いたくないプレイヤーではなく、多少のリスクなど気にせずに攻めの姿勢でより大きな利益を狙いたいプレイヤー向けのものです。
手法そのものがマーチンゲール法に似ているので、性質まで似ているものなのではと誤解してしまうプレイヤーもいるのですが、似ているのはあくまでもベットの方法のみです。
性質はまったく逆のものになります。
初心者上級者を問わず、慎重にプレイしたい人ではなく、大きな利益を狙いたいプレイヤーのためのベット術だと覚えておくと良いでしょう。
パーレイ法のまとめ
パーレイ法はより大きな利益を狙えるベット術です。
リスクを恐れず、攻めの姿勢が求められるものです。
ベット術は多々ありますが、自分自身の目的に合わせたベット術の運用が求められますので、パーレイ法は大きな利益が欲しい人こそ、試してみると良いでしょう。
いきなり多額のベットをするのは不安があるというプレイヤーは、まずは少額でどのような感覚になるのか試してみるのもよいかもしれません。